会費は、ボランティア活動をする団体にとって、その団体と活動とを支える基本的収入源です。
もしも会費だけで活動の展開・継続をまかなえたら安定しそうにもみえますが、実際にはそれではメンバーの経済的負担が大きくなり過ぎて、活動そのものが不可能になります。団体とその活動を継続するためには、会費の金額は、活動に必要な額ではなく、会員にとって負担の少ない額ということになります。
会費ではとうてい足りない活動費を捻出するための方策です。
まず、コムワークの学習活動では、会員はあらかじめ「おしえてカード」を購入します。
学習者として教室に参加した会員は、所定の枚数のおしえてカードを提出します。
講師役の会員には、提出されたカードの総枚数に応じて、講師料が渡されます。(当分の間、定例教室の講師料は無償ボランティアをお願いしています)
会場やパソコンなどの機器の提供者に対しても、カードの総枚数に応じて使用料が渡されます。
カードの売り上げから上記支出を差し引いた残りは、奉仕活動をした会員の交通費や、コムワークの諸経費に充てられます。
商店街ルネッサンスに協力する形で軒下パソコン塾の全国展開が進めば、直接の経済的メリットは小さいですが、情報技術の教育啓蒙効果というメリットは大いに期待できそうです。
基本的に、ボランティア活動には経済的自立が必要です。会員に高額な会費を期待するのは不可能ですし、助成金や寄付金はたいへん不確実なうえ、滅多にもらえません。安定的な収入を確保しなければ、ボランティア活動を続けることができないのです。とりわけシニア向けの情報学習の啓蒙グループは、環境の整った活動場所を確保しにくい立場なので、自分たちで経費を捻出しなくてはならない状況があります。
収益活動をすると、受注作業を完結するまでには、多くの人びとに出会うことになります。いろいろな考え方や価値観、情報に出会うことは大きなメリットです。
実社会とかかわって収入を上げることは、それ自体がシニアの生活に生き甲斐をもたらします。
クライエントの希望をかなえる努力は、担当会員らの知識と技術に格段の向上をもたらします。
これまでは会員向けの学習活動を中心に運営してきましたが、知名度が上がるとともに多様な機会に恵まれるようになり、今後は積極的にシニアの社会参加を促進していくことになりそうなので、収入をともなう対外活動は増加していくこととなるでしょう。
実のある活動を続けてきたため、任意団体の時代から、各種の助成金をいただいて、活動資金に充ててきました。しかし、本来はNPO法人は経済的にも自立することが理想ですので、助成金に頼らなくてよい活動体制を目指しています。とはいえ、実際には、まだかなり助成金に頼っている現状です。
これまでは、ほとんど皆無に近い状況ですが、企業や他の団体などと連携して活動し、「役立つ存在」と認められて寄付金をいただける団体となるよう、努力することが今後の課題と思われます。